研究室で起きやすい試薬トラブルとその防止法

2025/02/27

研究室の実験を円滑に進めるうえで、試薬の取り扱いは非常に重要です。
しかし実際には、発注ミス・重複注文・情報の引き継ぎ漏れなど、試薬にまつわるトラブルがしばしば発生しています。

この記事では、研究室で起きがちな試薬トラブルの実例と、防止のための工夫をご紹介します。

トラブル1:必要な試薬が直前で手元にない

原因: 担当者の個人管理や情報共有不足による使用状況の見落とし

防止策: 使用報告の習慣化、共有シートの活用、定期的な確認を実施

トラブル2:試薬の重複発注

原因: 発注状況の可視化が不十分なまま、複数人が並行して作業

防止策: クラウドツールによる履歴の可視化、担当者の明確化

トラブル3:試薬の型番・品名を間違えて注文

原因: 記憶違いや略称による発注、過去データの参照不可

防止策: 発注履歴の参照、正式名称リストの共有、ツールによる再発注機能の活用

トラブル4:発注担当の引き継ぎがうまくいかない

原因: 引き継ぎ資料の欠如、情報が個人に依存

防止策: 履歴・フローをクラウドに記録、シンプルな手順共有、誰でも対応可能な設計

トラブルを未然に防ぐには「共有と記録」がカギ

研究室内の試薬トラブルの多くは、「情報が散らばっている」「記録が残っていない」ことが原因です。

紙の運用から、クラウド型の発注管理に移行することで、トラブルの多くは防げます。

LabQuickは、試薬発注業務の効率化・記録の一元管理を支援する無料ツールです。